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自己推薦書の書き方〈都立看護社会人入試編〉

自己推薦書

都立看護専門学校の社会人入試では、願書の中に自己推薦書が含まれています。

昨年から自己推薦書の形式が変更され、3つのテーマについてそれぞれ400字ずつ書くことになりました。

その3つのテーマが以下になります。
①今までに、どのような分野でどのようなことに力を入れてきたかについて、その理由も含めて書いてください。(400字以内)
②今までの人生において、達成感があったと感じている経験について、どのような状況・場面で、どのようなことをしたのか、具体的に書いてください。(400字以内)
③なぜ看護師を目指しているのかについて、具体的に書いてください。(400字以内)

以上の3つのテーマで自己推薦書を書く必要があります。
おそらくこれらの自己推薦書は、面接の際に担当者がどのような質問をするかのキッカケになるのだと思います。
つまり、受験者がどんな人なのか知るための手掛かりにするのです。
だから、3つのテーマであなたのいろいろな面を書いてみてください。
職場でのあなた・家庭での様子・趣味の話など
ここでそれぞれのテーマを書くにあたっての注意点を書いてみます。

 

①今までにどのような分野に力を入れてきたかについて

「他の人が書かないようなこと」とか、「普通の人がしていないような劇的な事柄でないといけない。」などと難しく考えないでください。

日常のちょっとしたことで構いません。

何気ない生活の中や普段仕事をしているときにいつも気を付けていること心がけていることから探してみてください。

看護学校の先生に自分のことを知ってもらうために、最適なエピソードは何かと考えてみるのもいいかもしれません。

きっと何かあるはずです。

見つかったら、できるだけ具体的に書いてみてください。

そうすれば、あなたにしか書けない自己推薦書になるでしょう。

 

 

②達成感を感じている経験

1:達成したとわかるような明確な目標が設定できること(できたらはじめは苦手なもの、得意ではないこと)

2:やってみたけれどうまくいかない。失敗してしまう。

3:どうすればよいか考え、工夫する。

4:努力の結果、ついに目標を達成できた。

5:達成した経験が今の自分にとってどうか?

このようなステップで書けると、分かりやすいと思います。

 

③看護師志望理由

看護師という仕事を意識した瞬間、看護師さんに憧れを抱くようになったきっかけを思い出してみてください。

見つかったら、できるだけその時の情景や出来事を細かく描写してみてください。

よくある表現に「優しく接してくれた」とか「温かい気持ちになった」など抽象的に書いてしまうと、まったく伝わってこないのです。

どんな人がどんな言葉をかけてくれて、それで自分がどう感じたか具体的に書いてみてください。

具体的に書く際、5W1H(いつ・どこで・何を・なぜ・どうやって)を気にしてみるとよいです。

その体験をした時の季節はいつだったのか、暑かったか、寒かったか、お世話になった看護師さんの年齢は、どんな顔をしていて、どんな言葉をかけてくれたのか

関係ないと思っても、そういった細かい事柄を書いていくうちに忘れていた気持ちや物事が出てくるかもしれません。

 

いざ書くとなると、結構悩ましいもので時間もかかります。

でも看護師志望理由を書くことは、あなたが看護師を志望するようになったスタートラインを確認する作業でもあります。

「看護師になることを決意した。」あのときの熱い気持ちを思い出すと日々の勉強も頑張れると思います。